近年は様々な現金調達サービスが登場しており、クレジットカード現金化の方法や利用者の選択肢も増える傾向にあります。
個人向けの現金調達サービスはどうしてもお金が必要なシーンで役立ちますが、世の中にはリスクの高い、あるいは法に触れるようなものもありますから、怪しいものを警戒する姿勢は大切です。
特に多数の被害者を生み出し、未だに市場から淘汰されない「闇金」は絶対に手を出さないようにしなければいけません。
ただ、すでに安全が確認されているクレジットカード現金化と闇金の違いが分からず、必要な際に現金化サービスを利用できないでいるという声もよく聞きます。
本章では闇金とクレジットカード現金化の違いについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考になさってください。
この記事でわかること
そもそも闇金とは何なのか?
闇金は単に金利が異常に高い貸金業者と誤解している人も多いようですが、これは違います。
貸金業を営むには決められたルールに則って営業をしなければならず、事前に営業の許可を取って正規の業者として登録しないといけません。
貸金業のルールは色々とありますが、例えば利息制限法の規定に則り上限金利として15%~20%(貸付額によって変動する)の範囲で金利設定をしないと違法になります。
つまり、貸金業者は、利息制限法に基づき貸付け額に応じて15%~20%の上限金利で貸付けを行わなければならず、利息制限法の上限金利を超える金利は超過部分が無効・行政処分の対象、また、出資法の上限金利(20%)を超える金利は、刑事罰の対象となっています。
そして貸金業を始めるには、単一都道府県のみで営業する場合は都道府県知事登録、都道府県をまたいで複数営業所を出す場合は国の財務局長登録が必要になります。
登録は更新制で、3年毎に更新しなければ営業を継続することができません。
闇金はご存じの通り法定の上限金利などお構いなしで、好きなだけ暴利をむさぼる危険な存在です。
当然貸金業者としての登録などもしていません。
闇金を規制する法令ができる以前は、悪質極まりない手口により相当の被害者が出て社会問題化しました。
その後、違法な勧誘や取り立てを規制し、罰則も導入した闇金規制法が成立しましたが、元々法律などお構いなしの彼らは今でも普通に営業しています。
警察のマンパワー不足による摘発逃れや、残念ながら闇金の利用者が一定数いて需要があることから闇金に接触しようと思えば簡単にできてしまうのが現状です。
闇金は後述する通り非常に危険な存在ですので絶対に利用してはなりませんが、もし利用してしまった場合、法律上は違法な取り引き(契約)であるため、貸し付け契約は無効となります。
従って利用者は一切返済する必要がなく、既に支払ってしまった返済金を取り戻すことも不可能ではありません。
しかしこれが現実には不可能に近く泣き寝入りする人が大勢います。
まず、闇金は所在や正体を隠したまま運営するのが常ですので、金を返すように請求するのが難しいことが多いです。
携帯電話などの連絡先も違法に入手した他人名義のもので、裁判上の訴状を送付する住所を割り出すのも困難です。
そして、違法だろうが何だろうが貸した金の元本と利息をどうにかして利用者に支払わせようとしますから、下で述べるような汚い手法で嫌がらせをしかけ、精神的に追い込んできます。
さらに、返済すればトラブルから解放されるわけではありません。
闇金にとっては返済などあってないようなもので、言いがかりをつけていつまでも金を搾り取ろうとします。
闇金というと威圧的な対応をしてくると思いがちですが、近年はソフト闇金といって最初は低姿勢で応じる業者も増えています。
仕事や恋愛などの相談に親切に乗るふりをして、信頼関係を築くのが特徴です。
利用者は信頼を裏切るまいと、まわりに相談することなくせっせと返済をしますが、返済が滞れば態度を硬化させ怒号と嫌がらせの嵐です。
HPにしても担当者の対応にしても、昔のように「いかにも闇金」という風体が見えないためアリジゴクのように甘い言葉に引きずられてしまうので十分注意しなければいけません。
一度利用してしまうと質の悪い嫌がらせをされるのは必至です。
次の項からは、実際に闇金を利用するとどうなってしまうのか見ていきます。
闇金は個人情報を盾に嫌がらせをする
闇金は必ず利用者およびその周辺の詳細な個人情報を提出させます。
これがある限り、後は何をしようが闇金側の思い通りです。
闇金はけた外れの金利を設定するのはもちろんですが、夜中に督促の電話をして利用者が出られないと「ペナルティだ」などと言って金を支払わせます。
文句をいったり断ったりすれば、以下のような壮絶な嫌がらせをされます。
鬼電
昼夜を問わず何度も何度も電話を鳴らし、激しい怒号で金の支払いを要求します。
対応する度に神経が侵され、電話を無視すれば緊急連絡先などとして提出した家族や親せきなどの連絡先に電話して同じように怒鳴り散らします。
周囲の人物を恫喝
緊急連絡先以外でも、配偶者、両親、親戚および友人知人、それらの勤め先、勤め先の取引先、子どもの通学先や子供の友人宅、その他何らかの伝手がある先には可能な限りすべてに連絡し代わりの支払いを要求します。
例えば「お前らが雇っている〇〇は俺に金を返さない。代わりに払え」と勤め先の社長に強要します。
断ればその勤め先にも嫌がらせが実行されます。
実際に代理の弁済をする可能性がなくても、利用者本人が関係先から攻められることになり肩身が狭くなりますから、それが狙いです。
今はSNSを辿れば友人などの連絡先も分かることが多いので、知り合いというだけでとばっちりを受けることもよくあります。
宅配や救急車、霊きゅう車などを勝手に呼ぶ
寿司やピザなど各種のデリバリーを大量に注文したり、タクシーや救急車、霊きゅう車などを勝手に手配するのも常道です。
デリバリーは多くの店舗と種類があるので、宅配員に説明しても他店舗からまた届くのでキリがありません。
近所迷惑にもなるので非常に肩身が狭くなります。
SNSで勝手に個人情報を公開
SNSを積極的に使い、闇金利用者の個人情報を勝手に公開したうえで世間から嫌われるような言動をわざと投稿します。
例えば暴力団の事務所などにイチャモンを付け、「文句があるならかかってこい。俺の住所は××だ」などとトラブルをけしかけるような投稿をすれば本人がどんな攻撃を受けるかわかりません。
場合によっては夜道で刺されるなどの危険も出てきます。
別の債務者を使って自宅に火をつける
もっと積極的に、利用者や自宅、周辺の人物に実力を行使してくることもあります。
弁済ができなくなった他の債務者を使って、ターゲットの自宅に火を付けたり、ペットを傷つける、車をパンクさせるなどの嫌がらせをします。
このように闇金の嫌がらせは非常に悪質で執拗です。
では完済すればいいのかというと、実はそれもできないようになっています。
闇金に完済はない
闇金は2つの意味で完済することができず、いつまでも関係が続いてしまいます。
まず一つ、闇金は意図的に完済させないように仕向けることが多いです。
闇金のうまみは、元本を減らさずに利息を永遠と取り続けることにあります。
手口は色々ありますが、例えば返済の期日には振り込みの確認をするために事前に電話連絡を入れるように約束させます。
その期日に利用者は電話を入れますが、闇金側は電源を切っておき電話に出ません。
後で利用者が「電話がつながらなかった」と言っても、「うそをつくな。俺はずっとここで待機していた。約束違反のペナルティを課す」などといって返済金を上乗せします。
文句を言えば嫌がらせの雨あられで力ずくで黙らせます。
このほかにも色々と難癖をつけて返済を遅らせ、高い利息をできるだけ長く徴収するように仕向けます。
二つ目に、完済したとしても押し貸しやカラ貸しなどで無理やり返済を求めてきます。
押し貸しとは、最初の取引で知り得た利用者の口座に勝手に金を振り込んで、「親切にも貸してやったから10日後に利息付けて返せな」などと強要する行為です。
カラ貸しとは、例えば「この間の取引で残債が少し残っていた。利息付きで〇〇円を今すぐ返せ」などと架空の債務をでっちあげて返済を強要する行為です。
どちらも断ったり文句を言えば嫌がらせを受けます。
このようにあの手この手で完済が難しくなる状況を作り出し、支払いができなくなった利用者には利息と引き換えに銀行口座や通帳を売るように言ってきます。
また女性には「ひととき」といって、金利分を免除する代わりに性的関係を迫ることもよく行われます。
その際動画などを撮っておき、これをネタにさらに脅しをかけます。
闇金に提供した口座や携帯電話は違法営業に使われますから次の被害者を生みます。
そして実はこれが利用者自身にも別の大きな災難となって降りかかるのです。
闇金利用者が逮捕されることも!
銀行口座や携帯電話を闇金に提供しても、自分には直接被害は生じないだろうとタカを括るかもしれません。
しかし本当の恐怖は後日やってきます。
金融機関の口座や携帯電話は、別の被害者が弁護士などに相談した際、闇金の営業をできなくするために凍結することがあります。
一度凍結されると、事情を話しても凍結が解除されることはまずありません。
その口座は「闇金が使う口座」として認定されるわけですが、名義人は提供した利用者のものです。
そのため、その名義人の他の口座も連動して全て凍結されます。
さらに、闇金の口座情報は全国の金融機関が共有する仕組みになっているので、闇金に渡した口座だけでなく、自分名義の全ての口座が凍結されることになります。
加えて、その名義で新たな口座を作ることもできなくなります。
例えば就職しようとした時、給料は振り込みがほとんどですから口座を聞かれます。
「口座がない」と言えば事情を聞かれますし、「口座を持てない」と言えば反社を疑われます。
銀行に口座も持てない人物を信用して雇うことはリスクになるので、就職にも影響が出てくるのは必至です。
また闇金に口座を売ることはせずとも、貸し付けの振り込み用に教えた口座を勝手に利用されることで同様の被害が起きます。
闇金は多数の利用者を抱えているので、例えば返済をするAさんに対し、「この口座に振り込め」とBさんの口座を指示します。
Bさんは自分が貸し付けを受けたと考えますが、もしAさんが弁護士に相談して返済先のBさんの口座を教えたらどうでしょう?
外観上、Bさんの口座は闇金の口座とみられてしまうので、口座が凍結されることがあります。
そして外眼上闇金と捉えられるわけですから、Bさんは闇金の一味として警察に逮捕されることもあります。
口座などを売り渡した場合は積極的に闇金に加担したとして裁判で実刑を受ける危険もある行為です。
以上のように闇金は人生を根底から狂わせることがあるので、絶対に利用してはいけないものなのです。
クレジットカード現金化は違法性がない安全な取り引き
一方、クレジットカード現金化は違法性がないのはもちろん、知名度のある現金化業者は健全な取り引きによって利益を出しているので、利用者を貶めるような行為はしません。
もし闇金のような行為をすれば、すぐに口コミが広がり営業ができなくなります。
クレジットカード現金化はショッピング枠を現金に変える仕組みで、ショッピング枠で買い物をして転売したり、特定の品物を購入したおまけにキャッシュバックとして現金を受け取る方法があります。
以下で闇金との具体的な違いを挙げてみましょう。
現金化の口コミは2ちゃんねる(5ちゃんねる)に投稿されている?信用性を調査
違法性の有無
闇金は100%違法であり、業者側が刑事責任を問われるのはもちろん、上述したように利用者も刑事責任を問われる危険があります。
民事上では違法な取引として金銭消費貸借契約の効果は無効になるとされていますが、契約無効を主張して返済を断れば執拗な嫌がらせをされます。
クレジットカード現金化は刑事・民事両方において違法性はなく、現金化業者も利用者も逮捕されたり民事上の違法性を指摘されることはありません。
取引の性質
闇金は法的には無効ですが、一応は金の貸付けの体裁をとっています。
クレジットカード現金化は性質的には商品の売買取引にあたります。
取り立ての有無
闇金は貸付けの体裁をとる以上、返済義務がある前提ですので取り立てを受けます。
しかも無法者が行う取り立てですから容赦はありません。
クレジットカード現金化は貸し付けではなく売買取引ですから、返済義務自体発生せず、従って取り立てという行為も起きません。
同様の理由で闇金は利息が発生し雪だるま式に増えていきますが、クレジットカード現金化は現金化業者との関係で利息というものは発生しません。
業者側の目的
クレジットカード現金化を手伝う業者は、違法性のない正規の取引で手数料を徴収し生計を立てています。
闇金業者は利息の儲けを得るのが第一目標ですが、本当の目的は金を返せないように巧妙に仕組んで債務者をがんじがらめにし、永久に金を搾り取ったり性的搾取をするのが本当の目的です。
ある意味、クレジットカード現金化業者は取引毎の単発的手数料が目的であり、闇金は長期的な戦略をもって営業しています。
最悪の事態のダメージの程度
クレジットカード現金化は違法性はないもののカード会社の規約には触れるため、現金化を自分で行うとカード会社にバレてしまう可能性があります。
その場合、最悪の事態を想定してもせいぜいカード会社から強制退会処分を受け、残債の一括弁済を求められる程度です。
しかし闇金の場合、逮捕されて実刑を受け投獄されてしまう危険があります。
刑事責任を追及される恐れがある点で闇金は次元の違う恐ろしさがあります。
クレジットカード現金化は違法なの?リスクはあるが違法ではないの?解説します!
闇金を避けて安全な現金化業者を選ぶには?
以上、闇金は絶対に手を出してはいけないものであることがお分かりいただけたかと思います。
闇金は利用者を招き入れるために巧妙に仕組んでいるので、クレジットカード現金化業者を装ってHPなどを作っているところもあるかもしれません。
ここでは安全な現金化業者を選ぶためのポイントを見ていきます。
「貸し付け」をうたう業者は避ける
闇金は外観上、融資や貸付けをうたいますから、この時点でクレジットカード現金化ではないのでリストから外れます。
運営元の詳細がはっきりしている業者を選ぶ
闇金はいざという時の警察の追及をかわすため、運営元の情報を極力開示しません。
住所や所在地を正確な地番まで掲載していない、あるいはSNS上で活動し所在地や連絡先の記載もない所はNGです。
まっとうに営業している現金化業者は隠れる必要がないので、正確な住所や連絡先を公開しています。
多くの比較サイトで掲載されている
クレジットカード現金化業者は多数あり、残念ながら中には質の良くない者も紛れ込んでいます。
ネット上には現金化業者の比較サイトが多くありますが、こうしたサイトで不良業者を紹介するとその比較サイト自体が批判されてしまうので、自然と不良業者は排除されます。
多くの比較サイトで宣伝されている業者は比較的安全といえます。
口コミを確認する
利用を考える現金化業者がある程度定まってきたら、当該業者のHPではなく、比較サイトや他の一般サイトを検索して生の口コミを調べてみましょう。
口コミはどうしても悪口が多くなり、高評価はなかなか上がってこない性質があります。
これを踏まえて、少なくとも悪い口コミが多くみられる業者は利用を避けるのが賢明です。
クレジットカード現金化の口コミは信用できる?体験談や知恵袋も調査してみた!
まとめ
本章では不安に思われる方が多い闇金とクレジットカード現金化の違いについて詳しく見てきました。
絶対悪そのものである闇金がどういうものかを知れば、クレジットカード現金化との違いは一目瞭然です。
闇金は民事・刑事両方で違法性があり、利用者が逮捕されたり、口座を凍結されて就職に影響がでる危険があるなど、利用者側の人生が根底から崩壊するレベルの危険があるものですから絶対に利用してはいけません。
クレジットカード現金化は刑事・民事両方で違法性がなく、正規の優良業者を活用することで安全な現金調達を可能にしてくれます。
実際の業者選定の際には、より安全な優良業者を利用するため、当サイトのような情報発信を積極的に行っている媒体を確認して、各業者の詳細な情報の収集に努めるようにしましょう。