日本人のクレジットカード保有率は約84~85%程度と言われており、中にはクレジットカードを持ったことがないという人もいます。
そんな人の中にはクレジットカードの作り方を知らないという人もいるかもしれません。
実はクレジットカードは審査などはあるものの特別難しい手続きをせずに作ることが可能です。
そこで今回は、クレジットカードの作り方について詳しく解説していきます。
この記事でわかること
クレジットカードを作るのに必要なものはこの2つ!
クレジットカードはただ申し込みをしたら作れるわけではなく、申し込みをする際には2つのものを用意しなければいけません。
これからクレジットカードを作りたいという方はこの2つの準備した上で申し込みをしてください。
本人確認書類の一例は次の通りです。
運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、発行から6ヶ月以内の住民票の写し
なおカードのブランドによっては指定できる銀行に制限があるケースもあります。
クレジットカードを作ってから受け取るまでの流れ
2つの準備物が用意できたらいよいよクレジットカードを作ることになります。
クレジットカードを作成してから受け取るまでの流れは基本的にはどのクレジットカード会社でも同様で、次のように手続きが進んでいきます。
STEP1.自分に合ったクレジットカードを選ぶ
クレジットカードにはさまざまな種類がありますが、年会費や国内ブランドか国際ブランドかなどさまざまな違いがあります。
そのためどの会社・ブランドのクレジットカードがいいのかはその人が求める条件によって異なります。
- 年会費
- ポイントの還元率
- 国際ブランドか国内ブランドか
- 各種保険や補償内容
- 旅行傷害保険、ショッピング保険などの付帯サービスや付帯保険
をきちんと比較して、自分が求める条件に合ったクレジットカードを選ぶようにしましょう。
STEP2.申し込みをする
欲しいクレジットカードを選ぶことができたら申し込みを行います。
申し込み方法は大きく分けて次の3通りがあります。
- インターネット
- 郵送
- 店頭
現在はインターネットでの申し込みが主流となっていますが、郵送での申し込みに対応している会社もあります。
また商業施設などでスタッフが店頭対応で申し込みを受け付けてくれるケースもあります。
申し込みの際には
- 名前
- 住所
- 生年月日
- 職業
- 勤務先の住所や電話番号
- 年収
- メールアドレス
- 預貯金額
- 利用代金の引き落とし口座
- 希望するカードブランド
等の情報が必要となります。
申し込みが完了すると申し込み番号が発行されるのでその番号は必ず控えておいてください。
STEP3.本人確認をする
申し込みが完了すると、申込者が本人であるかを確認するために身分証明書の提出を求められます。
提出方法はカード会社によって違いますが、
- インターネットから身分証明書の写真を送る
- 郵送で身分証明書の写真を送る
- カードの受け取り時に本人確認をする
のいずれかの方法で行われています。
STEP4.審査を受ける
クレジットカードは誰でも発行できるわけではなく、申し込み後に審査が行われ、その審査に通過できた人のみが発行できます。
審査の基準はカード会社によって異なりますが、どの会社でも返済能力の有無を確認されています。
審査には次の2点が大きく関わってきます。
信用情報には、クレジットカードや各種ローンの利用状況、返済状況、滞納の有無などが記載されています。
これらの情報から支払い能力の確認を行っています。
なお審査は申し込みから1週間程度で終わることが多いです。
STEP5.クレジットカードを受け取る
審査に通過できたら、申し込み時に申請した住所にクレジットカードが郵送されます。
申し込みから1週間~3週間程度で郵送されてくることが多いので必ず受け取りましょう。
なお初めてクレジットカードを発行した際はカード会社によっては本人限定受取郵便で発送され、名義人以外は受け取れないこともあるので覚えておきましょう。
クレジットカードを受け取った後にすべき2つのこと
クレジットカードは申し込みをして受け取ったらあとは使うだけ、というわけではありません。
実はクレジットカードを受け取った後にいくつかしておくべきことがあります。
ここからはそんな、郵送されてきたクレジットカードを受け取った後にすべきことを紹介します。
クレジットカードと申し込み内容に違いがないかを確認する
クレジットカードを受け取ったら、まずはクレジットカードに記載されている内容やカードの台紙に書かれている契約内容と申し込み内容に違いがないかを確認してください。
- カードの種類
- カードに書かれている氏名
- カードのブランド
- 利用可能額
- 有効期限
これらの情報に間違いがあった場合はそのカードは使わずに、すぐにカード会社に間違っている旨を連絡してください。
カードの裏面に署名をする
クレジットカードの契約内容やカードの記載内容に間違いがないことを確認できたら、カードの裏面の署名欄に直筆でサインをしましょう。
この署名をしておかないと店によっては支払いを断られてしまう可能性があります。
また紛失時などに不正利用をされてしまった時に署名が書かれていないと補償を受けられなくなる可能性があります。
そのためカードが届いたら必ず署名をしましょう。
クレジットカードを作るときの注意点
ここまでに紹介してきたようにクレジットカードは申し込みをして審査に通過できれば発行することができます。
ですが実はとにかく申し込みをすればいいというわけではなく、作る際にはいくつかの注意点があります。
ここからはそんな、クレジットカードを作るときの注意点を紹介していきます。
クレジットカードの申し込み条件はカードごとに違う
クレジットカードといえば高校生以外の18歳以上の人であればだれでもつくれるというイメージがある人も多いのではないでしょうか。
ですが実はクレジットカードによっては年齢制限が設けられていることもあるため、18歳以上であれば作れるとは限りません。
また一部のカードは上限の年齢が決められていることもあるので必ず確認してから申し込みをしてください。
虚偽の情報で申し込むのは絶対にNG
クレジットカードを作る際の審査では、年収などを確認されます。
その年収次第で上限金額が変わることもあるため、中には少しでも審査に通過しやすくなるように、上限金額が高くなるように年収などの情報を少し持ってしまうなど虚偽の情報で申し込みをしてしまう人もいます。
ですが虚偽の情報で申し込みをしたことがカード会社にバレてしまうと、カードの矯正大会などの措置が取られる恐れがあります。
怪しい場合はカードの発行後に年収証明などの提出を求められることもあるため、虚偽の情報で申し込みをするのは絶対にやめましょう。
一度に複数のカードに申し込むと審査に落ちやすくなる
クレジットカードを作る際には信用情報の確認が行われると紹介しましたが、実はこの信用情報にはクレジットカードへの申し込み状況も記録されています。
そのため一度に複数の会社へカードの申し込みをしてしまうと、「この人はたくさんのカードを作らなければいけないほどお金に困っているのではないか」と判断されてしまい、審査に落ちる可能性が高くなります。
もし複数のクレジットカードを作りたい場合は、一度に申し込みをするのではなく、1枚ずつ申し込みをして間隔を1ヶ月程度空けるようにするのがおすすめです。
まとめ:クレジットカードを作る手順は簡単!けれども審査があるので絶対に作れるとは限らないので注意
今回はクレジットカードの作り方について解説してきました。
紹介してきたようにクレジットカードを作るときには審査があるため誰でも作れるわけではありません。
また申し込みの際には身分証などを用意しておく必要もあります。
ですがそれ以外の手続きには特別難しいことはなく、安定した収入がある方であれば問題なく作れる可能性が高いです。
申し込みの際にいくつか注意点などはありますが、きちんと知っておけば特に問題になることもありません。
クレジットカードを作りたい・持っていないという方は、自分に合ったカードを見つけて申し込みをしてみてはいかがでしょうか。