「クレジットカードの審査は必ず必要なの？」
「審査では何をチェックされるの？」
など疑問に思っている人は、この記事を読めば解決できるはずです。
審査が行われるタイミングや必要なもの、注意点についても詳しく説明します。
この記事でわかること
クレジットカードの審査は必ず必要？
ここでは、クレジットカードの審査が必ず必要なのかについて、以下のポイントを解説します。
審査なしで発行できるクレジットカードはない
クレジットカードを発行する際には必ず審査が行われ、通過できなければ発行することはできません。
審査を受けなくて済むクレジットカードを探しても存在しませんし、万が一審査不要で発行できると謳っている業者がいるとしたら詐欺と考えていいでしょう。
クレジットカードを発行するには信用情報が重要
クレジットカードを発行する際になぜ審査が必須であるかというと、返済能力があるか、信用情報に問題がないかを確認しなければいけないからです。
クレジットカードで支払った代金は当然後から返済しなければなりませんが、年収が少なかったり収入が不安定な職業に就いている人の場合、確実に返済できる見込みがありません。
また、現在十分な収入があるとしても過去に返済を遅延する行為を繰り返したり、債務整理などの事故歴があるとカード会社からは信用されません。
クレジットカードを利用するということは、ある意味カード会社に代金を立て替えてもらう借金のようなものなので、信用情報は非常に大切なのです。
ブラックリストに登録されるとクレジットカードは作れない？確認方法から影響まで徹底解説
クレジットカードの審査ではどんなことをチェックされる？
クレジットカードの審査では、主に以下のポイントをチェックされます。
それぞれのポイントで調査されるさらに詳しい内容について説明します。
信用情報
クレジットカード会社は、確実に請求日に利用請求額を全額返済してくれる利用者と契約を行います。
大抵の人は、うっかり請求日を忘れていて引き落としができないなどのミスはあっても、ちゃんと請求日までに口座に現金を用意しておきます。
しかし中にはまれに毎月のように故意に滞納する人もいますし、最悪の場合使いすぎて返済できなくなり任意整理や自己破産をするしかないようなケースもあります。
そのような人にカードを発行することは、カード会社にとってはリスクが大きすぎます。
遅延や債務整理の履歴は信用情報として一定の期間残っていて、どのカード会社にも共有されるので隠しても知られてしまいます。
職業や年収など
いくら信用できる人であっても、収入が不安定な仕事をしていると急に返済が難しくなってしまう事態が予想されます。
年収が極端に少ない人だと、どうしても高額の利用をした場合の返済能力に懸念があります。
確実に返済することができるかは申込者の職業や収入から判断されることになります。
また、返済能力に影響をもたらすような他の機関からの借入金額や、返済にあてられる現在の預金額などについても申告が必要です。
審査に通りたいからと言って虚偽の申告をしてもすぐにバレてしまいますし、かえって信用できない人間だというマイナスイメージを持たれます。
クレジットカードの解約方法と注意点について解説！解約しない方がいい場合もある？
クレジットカードの審査が行われるタイミングは？
ここでは、クレジットカードを申し込んでから発行されるまでの以下の流れを説明します。
一連の流れの中で、審査が行われるタイミングを確認しておきましょう。
クレジットカードの発行を申し込む
クレジットカード発行の申し込みは、店頭やWEBから行うことができます。
デパートの一角などで申し込みキャンペーンが行われていることもありますし、カード会社のカウンターがある場合は対面で手続きを行います。
WEBの場合はカード会社の公式サイトにアクセスして、専用ページから必要事項の入力をして送信を行います。
店頭では営業時間内の対応となりますが、WEBからであればいつでも申し込みが可能です。
カード会社によって審査が行われる
店頭やWEBで申し込みが完了すると、続いてカード会社による審査が行われます。
カード会社の営業時間内で審査内容に特に問題がなければ、大体1〜2時間という短時間でスピーディーに審査完了の連絡がくることも多いです。
仕事をしている人は、申し込み時に記入した勤務先に在籍確認の電話連絡がかかってくるのが一般的です。
在籍確認の電話ではカード発行を申し込んだという事実が告げられることはありません。
申し込み時にメールアドレスを記入している場合はメールで審査完了の通知を受けることができます。
申し込みから審査完了の連絡が来るまであまりにも時間が経過している場合は問い合わせをするか、メールの設定で受信できないようになっていないかを確認してみてください。
審査を通過するとカードが発行される
審査完了後には、店頭の営業時間内であればすぐにクレジットカードを受け取ることができます。
即日利用できる場合もありますが、引き落とし口座の登録などしておく必要があります。
WEB申し込みの場合は後日クレジットカードが自宅に郵送されてきます。
この場合は書留で直接配達員から受け取る必要があり、印鑑またはサインが必須となります。
発行されたクレジットカードは一応氏名に間違いがないかを確認し、裏面に署名をしておきましょう。
利用可能な限度額や利用案内についても一通り確認してから使いましょう。
クレジットカードの更新はいつ？更新時期や更新前に知っておくべき情報を徹底解説
クレジットカードの審査に必要なものは？
クレジットカードの審査を受けるには以下のものが必要となります。
それぞれの項目について詳しく説明します。
身分証明書
これは本人確認のために必ず必要となります。
クレジットカード発行の申し込みの際に記入した氏名、住所や生年月日などの情報と身分証明書に記載されている情報が必ず一致していなければなりません。
身分証明書の種類としては、運転免許証が1番確実です。
免許を持っていない場合には健康保険証やパスポート、住民基本台帳カードなどを使うことができます。
WEBで申し込みをする場合でも、身分証明書の画像をアップロードして送信することが必要です。
年収証明書類
通常はクレジットカードの審査を受ける際に年収証明書類の提出は求められません。
しかし、キャッシング枠を50万円以上希望する場合や他社からの借入額と合わせて100万円を超える場合には年収証明書の提出が必要となります。
年収証明書類には以下のようなものがあります。
- 源泉徴収票
- 直近の給与明細のコピー
- 確定申告書
- 納税通知書
- 年金通知書
- 年金証書
- 所得証明書
など
クレジットカードの使い方の基本を解説！手順や注意点を確認しよう
クレジットカードの審査に通らない人は？
クレジットカードの審査に通らないと考えられるのは、具体的に以下のような特徴がある人です。
返済能力が認められない人
カード会社としては、当然のことではありますが返済をできないことが予想される人にカードを発行するわけにはいきません。
カードの利用限度額は人によって差はありますが数十万円に設定されるため、年収からして明らかに返済が難しいと判断すると発行することはできません。
また、正社員など安定した収入がある人に比べて、パートやアルバイトなどはどうしても不利です。
正社員であっても金属年数が短い・まだ雇われたばかりという人も不利となります。
主婦の場合は配偶者に安定した収入があれば、限度額は低めになりますが審査に通ることも多いです。
信用情報でトラブルがある人
過去に遅延損害金が請求されるほどの延滞を繰り返していた人は、その履歴が残っているので審査に通る可能性はかなり低いです。
別のカード会社に申し込みをしたとしても、カード事故の履歴は信用情報機関で共有されるためすぐにわかってしまいます。
また、過去数年間のうちに返済不能になって債務整理をした人も同じことを繰り返す可能性があるので、カード会社ではリスクが大きいと判断し、審査を通過することはまずありません。
事実とは異なる申告をした人
クレジットカード申し込みの際には、個人情報に関するさまざまな項目を申告します。
うっかり間違えてしまうということもありますが、明らかに故意だとわかるような実際とは違う住所や連絡先などを記入した場合は不審な人物とみなされます。
また、勤務先について虚偽の申告をした場合にも、在籍確認の電話連絡をされるのでバレてしまいます。
このような行為をする人間は悪質で信用できないので、カード会社としても審査を通すわけにはいかないのです。
クレジットカードの暗証番号は重要！重要性や忘れたときの対処法を徹底解説
クレジットカードの審査で注意することは？
これからクレジットカードの発行をしようとしている人は、審査に関する以下の注意点を確認しておきましょう。
カードの種類によっては審査に時間がかかる
クレジットカードの審査には大抵さほど時間はかからず、その日のうちに結果がわかることが多いです。
しかし、カードの種類によっては審査に時間がかかることもあり、一概に全てのカードが同じ時間で発行されるとはいえません。
急ぎでカードが必要だという場合にも、そのことを頭に入れておきましょう。
申し込みを行う時間帯によっても、審査結果がわかるまでに通常より時間がかかることがあります。
詳細はスタッフに確認することもできますが、状況によっても異なるのでなるべく時間に余裕を持って申し込むことをおすすめします。
審査に落ちてすぐに申し込んでも通る可能性は低い
クレジットカードの審査に落ちてしまい、ショックを受けたりカードがどうしても必要だったりで、またすぐに申し込みをしようとする人もいるかもしれません。
しかし、同じクレジットカードは当然ですがまた審査に落ちる可能性が高いです。
また、違うカード会社でも審査を通過できない可能性があります。
特に、収入や信用情報でクリアできなかった場合は難しいです。
勤続年数や、今の住居に住んでいる年数が少ないという理由で審査に落ちた場合は、一定期間を過ぎれば審査を通過できる可能性があります。
更新時に審査が行われる場合もある
クレジットカードは一度審査をクリアできれば、その後は問題なく使うことができます。
ただ、更新時に再度収入などの審査が行われることがあります。
特に、延滞が多い人などは審査が行われ利用限度額が下げられたり、カードの有効期限が来ても更新不可となるケースがあります。
また、全く利用実績のないカードは更新されないこともあります。
しっかり毎月支払いを行っていれば再度審査を行われることはあまりなく、行われたとしても問題なくクリアできます。
クレジットカードの不正利用について徹底解説！対処法や防ぐための対策は？
まとめ：クレジットカードの審査では信用情報が重要！
クレジットカードの発行をするためには必ず審査が必要であり、不安に感じる人もいるでしょう。
しかし、そもそも審査に通らないような収入の少ない人はクレジットカードを持つことで自分も困ることになります。
また、自分の立場に置き換えて考えると、過去にお金をなかなか返さなかったり借金を踏み倒しているような人に多額のお金を貸すことはできないはずです。
クレジットカードの審査は、問題なくクレジットカードを使えるような人であれば特に不安視する必要はありません。
自分の信用情報で不利な点がないかを今一度振り返ってみると良いでしょう。